カテゴリ:Stage( 30 )

「ビルのゲーツ」 ヨーロッパ企画第33回公演 2014.9.4

下北沢本多劇場にてヨーロッパ企画待望の第33回公演を楽しむことに。前から3番目の非常に良い席だった。当日券も出ているようだった。

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ある企業に訪問したところ、カードキーでゲートを開けると階段があり、のぼるとまたゲートがあり、それを繰り返す。

途中から問題をクリアしないとゲートが開かない仕組みになり、それに悪戦苦闘していくこととなる。

次から次へと出題される問題、何回までこれが続くのか、ほかに誰かいないのか、いろんなことが気になりながらも会場中がたくさんの笑いに包まれる。

見ているこちら側も階段を上っている気分になる。すごく集中してしまい、あっという間に時間が過ぎてしまった。

こういうたたみかけるようなコメディがこの劇団の魅力だと思う。勢いがすばらしい
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by backyard_babies | 2014-09-04 23:38 | Stage

「オーヴォ」 by シルク・ドゥ・ソレイユ 2014.4.30

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今回はお台場に建てられた特設テントでの公演となっていた。追加公演が決まってすぐに良い座席を選べたので、ど真ん中の前から3列目という好条件。

開演前から恒例の客席いじりが始まる。会場を微笑ましい雰囲気にさせてくれる大事な時間だ。今回のテーマは「いのちのものがたり」ということで、身近な昆虫やクモに扮したキャラクターがたくさん登場する。

最初は青いトンボ。片手一本で体を支えるようなバランス技を見せてくれる。全て手作業で作成するオーダーメイドのコスチュームは芸術性が高く美しかったので最初トンボだとは分からなかった。足に付けられた羽でかろうじて想像できる感じ。力強く美しく。

次は天井から垂らされたロープを体に絡ませて、急降下したり、上昇したり、空中をしなやかに舞うバタフライ。顔の小さな男女二人のペアが時にはスリリングに、愛を表現していた。今回最も美しく感じた演目だ。

そしてアンツ。真っ赤なアリたちがキウイ等の食べ物を足でジャグリングしたりする。背格好の同じくらいの5、6人での演技はとてもかわいらしかった。アリの上にアリが乗ってジャグリングとか、みんなが乱れずに演技をしたり難易度が高いものを実施してもかわいい雰囲気を保っているのは凄いことだ。

クリーチュラは顔も無いし、手なのか足なのかもわからない、一見動きがちょっと気持ち悪いとさえ感じてしまったが、徐々にその予想もつかない動きが楽しく感じるようになってきた。俺もあの中に入っていろんな動きをしてみたいと。

第一部最後はフライングアクト。金の甲冑を着たキャストがかなり高い位置で、右から左から飛んでいく。まさに飛んでいく。一人下の防護ネットに落ちていたが、逆にそれが難易度の高いことを証明している。ここで30分程休憩となる。

第二部最初はクモが妖艶な演技をみせる。からだを自由自在にゆっくりと雰囲気を保ちつつ曲げる。どこか挑発しているような雰囲気もある。女性らしさを前面に出した官能的な雰囲気も感じらる演目だ。

次は赤と黄色のコスチュームをまとった背の高さのばらばらなキャスト達がいろんなポーズを組み立てる。そこに人が乗るー?とか、えっ足どうなってるのア?といった感じだ。軽快な印象をうけるが相当なバランス感覚と力がないと成り立たないはず。

そしてスタックワイヤー。いわゆる綱渡りになるのだが、一本のワイヤの上を自由に動き回り、一輪車を逆立ちした状態でこぐといった離れ業も見せてくれた。おいおい、それいっちゃう?って言いたくなるようなことばかり。思わず、すげーって言っていた。

最後はウォール。これはシルク・ドゥ・ソレイユの真骨頂とも言えるトランポリンを使ったダイナミックで臨場感たっぷりの個人的にもかなり好きな演目だ。だいたいどの公演でも最後の方に出てくる。高さ8mの壁を軽やかに駆け上がる様子は圧巻だし、壁沿いを上から下にゆっくり這う様子はどうやってるんだと不思議でしかたない。

オーケストラブースからの演奏や生唄はゆったりとした雰囲気で自然の大きさを表現しているように聞こえた。いい時間を過ごした。
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by backyard_babies | 2014-04-30 22:56 | Stage

ヨーロッパ企画 イエティ#8 『燃えろ!アストロ闘病記』 2013.12.12

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仕事帰りにイエティでは恒例とも言える下北沢の駅前劇場にやってきた。B列というかなり舞台から近いところで観劇できるのは、非常にうれしい。4名の客演を招いてのお芝居となっていた。みなさん独特のキャラクターを持っていて印象的だった。

闘病記というので、ちょっとまじめなお話なのかなって思っていたが、まぁそんなはずがある訳がない。闘病ブログの印税で病院の医師を囲い込む入院患者軍団と、それを排除しようとする医師が選んだ入院患者との闘病ブログランキングの戦いを描いたもの。言葉にしてみると何だそれ?ってなってしまうが、相変わらず笑いっぱなしのお芝居に仕上がっていた。

角田さんのあまりトーンが上がらないのだけど、くすくすと笑ってしまう感じとか、ハキハキと滑舌のいい酒井さんがちょっと噛んじゃったり、石田さんは勢い勝負だし。客演の満腹満さんは絵に描いたような不健康そうな体格ではまり役、亀島一徳さんはどこか八嶋智人を感じさせるちょこちょこした感じだった。

おまけトークでヨーロッパ企画の中川晴樹がゲストで登場し、出演者や演出家から話を聞きだしてくれた。ヨーロッパ企画主催の上田さんは今のところ沈黙を保っていること、だから怒られるまではハチャメチャにやってみようと思っていること、ヨーロッパ企画は初日の前日に飲み会をしたり、本番直前までその日のお弁当の話しをしたりかなりリラックスした状態で芝居に臨んでいること、石田さんが本番中に堺雅人の顔マネをして客演の亀島さん、川北唯さんを笑わせようとしていたこと、などなど。

次のイエティはざっくりとした構想として、失くし物を探すものらしい。ほんとざっくり。でもきっとそれを肉付けして面白おかしくしてくれるのだろう。次回も乞うご期待。
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by backyard_babies | 2013-12-13 23:55 | Stage

LE NOIR ルノア ~ダークシルク~ 2013.11.28

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ソレイユとは異なるシルクが観れるということで品川プリンスホテル クラブeXにやってきた。ちいさな舞台を取り囲む形で椅子が配置されている。舞台からの近さに驚いた。また会場に流れる注意事項のアナウンスが妙にセクシーなお姉さんの声になっていた。こういうところにも舞台に合わせた配慮がされている。

ライトが落ちてラグジュアリーな衣装をまとったパフォーマーが登場すると、その狭い舞台を一気に埋め尽くされてしまう。その雰囲気は官能的であり、挑発的である。鍛え上げられたからだをもつパフォーマーだけでなく、ビジュアル的な要素として舞台の華となる女性も何人もいた。技術を見せるだけでなく、官能的な世界観を演出していた。

舞台から非常に近いため、腕の震えとか腹筋の動き、筋肉の形まではっきり見える。開演前やパフォーマンスの途中にお客さんを舞台にあげての客いじりがあるが、それも会場を盛り上げていた。1列目くらいに座っている人がだいたい抜擢されていた。パフォーマンスも大勢が参加する時は、客席の間の通路も使うので、真横にパフォーマーがやってくる。

真横に来る時は技術を見せるというわけではなく、演出的な要素が強いが、こんなに近くにいるとドキドキものだ。これまでのシルクのイメージは技術の凄さに圧倒されるということがほとんどだったが、ルノアは魅了されるという言葉がぴったりで、とても華やかな舞台だった。

シルクドゥソレイユのような大きな舞台ではないので大人数でのダイナミックな演目というのはないけども、美しく妖艶でかつかっこいい大人のシルクを堪能しました。大満足。最後のカーテンコールまで楽しい気分にさせてもらいました。

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by backyard_babies | 2013-11-28 23:33 | Stage

「ブラザーブラザー」 ドリス&オレガ企画 2013.11.2

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西村雅彦プロデュースのヒューマンコメディ。北千住マルイにあるシアター1010(センジュ)が今回の会場である。2階席だったが高さがしっかりある分、多少遠くも感じたが、とても観やすくなっていた。北千住にこんな劇場があるなんて初めて知った。

ハイパーヒューマンコメディということだったが、四十九日が舞台となっているので、最初から全力でコメディやってますという感じではない。20年ぶりに帰ってきた長男とその家族が引き起こす諍いに笑いを織り交ぜたという構成。

出演者がテレビや映画で見たことのある人ばかりというのも面白いものだ。西村雅彦は独特の話し方や動きが面白かったが、結構歳とったなぁという印象。でもよく通る声で舞台向きだ。飯島直子は思っていたよりもずっとスレンダーでやっぱりきれいだった。

TEAM NACSの安田顕は最近ドラマや映画にも出ているがどうしても「水曜どうでしょう」での天然っぷりのイメージが強く、シリアスな役をやっていてもなんか笑っちゃう。真剣な顔してバカなことしてたり言ってたりする役は彼の得意技のような気がする。

このお芝居を観るきっかけでもあったヨーロッパ企画の本多力は、いつもと同じ個性的なキャラクターを思う存分演じていた。ちょっと噛んでたけど。

最近はヨーロッパ企画の舞台ばかり見ているが、たまには他の舞台を観るのもいいものだ。たくさん笑わせてもらった。
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by backyard_babies | 2013-11-03 10:32 | Stage

「建てましにつぐ建てましポルカ」ヨーロッパ企画第 32 回公演  2013.9.19

待望のヨーロッパ企画の新作。定番の下北沢本多劇場にやってきた。職場から少し距離があるので、定時過ぎてすぐに逃げるように出てきた。相変わらず下北沢は若者が多い。
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席についてまず思ったのがセットが立派。今回は中世ヨーロッパのお城が舞台になっている。入り組んだ感じで少し複雑に見えるし、客席へ向かってくる雰囲気がある。手が込んでいる。

このお芝居をひとことで言うと「迷路コメディ」ということになるらしい。なんだ??って思うけど、言葉そのままにお城をさまよう人達のお話である。シンプルなストーリーだ。

迷う人、さらに迷う人、道を知っている人、道を知らない人、いろんな人がそれぞれの目的の為に関わり合う。そしてそこに生まれる笑い。書いててもよくわからない文章になる。

とにかく笑い続けた。最初から最後までずっと笑い続けたのは久しぶりだ。「曲がれ!スプーン」以来かもしれない。かなりハマったなぁ。笑うっていいね。

客演の菅原永二さんが主役みたいな感じで個性的な役柄が、ヨーロッパ企画に+αのテイストを加えていた。また今回の諏訪雅さんのインパクトは強すぎる。最初誰だかわからなかった…。

脚本の上田さんが新婚旅行で訪れたチェコで、迷路のように入り組んだ街並みを舞台で再現したいと思ったことからできあがったお芝居とのこと。だからタイトルにもポルカ(チェコの民俗舞曲)という言葉が入っているようだ。

次回作やイエティもまた観に行きたい。楽しい時間を過ごさせていただきました。
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by backyard_babies | 2013-09-20 21:10 | Stage

「GREEN DAY'S american IDIOT」 2013.8.8

GREEN DAYの名作「AMERICAN IDIOT」を原作としたミュージカル。仕事でほんとギリギリで国際フォーラムCホールに到着。女性のお客さんが非常に多いのにびっくりした。
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舞台は結構お金をかけて作られていて、壁中にモニタをちりばめてたり、移動式の階段を使ったり、小道具もアメリカ郊外の街を十分に感じられるものになっていた。

だいたい演奏に6人、キャストに16人くらい配置していてかなり豪華なショーとなっていた。グリーンデイの曲をダンスと共に楽しめるのは魅力である。これまであまり歌詞を意識していなかったので、舞台袖におかれた字幕を見てストーリーを知りすごく新鮮だった。

あとこんなにストレートでエネルギッシュな歌詞だったとは。そういう意味でもミュージカルとしては最適なアルバムだったのかもしれない。メインの3人以外は、いろんな役をやっていたので、衣装も何度も変わり、曲に合わせてダンスも雰囲気が変わるのでとても楽しめた。

観終わった後に爽快感もあったのだが、最初あまりの人数の多さにどこを見ていいのか落ち着かなかったから、もう一度ゆっくり観てみたいと感じてしまった。映画化の話もあるらしいので期待したい。

いやー、楽しかったなぁ。
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by backyard_babies | 2013-08-09 19:05 | Stage

ニッポン放送ゼロプレゼンツ「前田建設ファンタジー営業部」ヨーロッパ企画 2013.3.28

イエティのお芝居の時にもらったチラシで今回の舞台のことを知り、すぐに申し込んだ。ニッポン放送の地下2階にある小さめのスタジオが会場だ。
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前から3列目だったので、段差のないパイプ椅子席でも問題なく鑑賞できた。この舞台を観たいと思ったのはその題材である。前田建設のWebサイトコンテンツで、マジンガーZの格納庫を作る場合の見積もりを作成するということ行い、土木離れした若い世代に興味を持ってもらうことを目的としたわけだが、建設業界のことは全くわからない自分もなんだか気になって仕方がない。

正直マジンガーZは見たことがない。でもアニメの世界を現実世界で実現させるというのはワクワクするもので、いろんな矛盾点が発覚するが、それでも文明の利器は素晴らしいもので実現可能な技術がたくさんある。

それをヨーロッパ企画メンバーがコミカルに演じてくれて、たくさん笑わせてもらった。やっぱりヨーロッパ企画はこうでなきゃ。たくさん笑って、また明日からがんばろうって思えるお芝居を期待する。

既に書籍化されているということで読んでみたいと思ったのだが、調べてみると3作出ているようで、機動戦士ガンダム地球連邦軍基地ジャブローを作るバージョンもあるらしく、これは是非読みたいな。

そして2、3作と舞台化してほしい。楽しみだあ。
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by backyard_babies | 2013-03-28 00:04 | Stage

「さらばゴールドマウンテン」 ヨーロッパ企画イエティ#7 2013.2.24

ヨーロッパ企画からの派生ユニットの公演、いつも楽しみにしている。今回は大阪の居酒屋さんが舞台だった。
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異常なインフレが発生して、それに振り回されるお客たちのドタバタコメディって感じだった。

相変わらず面白かったのだけれども、若干笑いが少なかった気がする。ヘタにインフレとかを題材にしてしまったので直観的な笑いにつながりにくかったのかもしれない。

もっとドタバタでいいんだけどなぁ、なんて個人的な好みを言ってみたりして。
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by backyard_babies | 2013-03-03 00:48 | Stage

「月とスイートスポット」ヨーロッパ企画第 31 回公演  2012.12.8

下北沢はちょっとごみごみしてるけど、おしゃれな街だな。1年振りくらいの本多劇場にやってきた。座席もしっかりしているので腰やお尻が痛くなったりしないのがいい。
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今回はヤクザの一員という設定で、これまで観た作品とは違う感じになるのかなぁって若干不安だったが、やはり詳細な部分に笑いをちりばめたコメディ作品に仕上がっていた。

時空を超える話になっているのだが、堂々と矛盾がある設定でそれを笑いにしているところが潔くていい。毎回思うのだが、キャラの立った登場人物が多くて飽きない。

徹底的にコメディを追及しているのだが、その中でも熱い演技がぶつかり合っている。本気の演技が面白い。

過去の自分が未来の自分を助けに行ったり、未来の自分が死んでいる様子を見てしまったり、過去と未来の垣根がただの段差でしかない等、ただのビルの裏の空き地の舞台でいろんなことが起きる。

次は何? この人はどんな人?って期待感でわくわくさせてくれる。最後までずっと笑っていた。
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by backyard_babies | 2012-12-21 01:25 | Stage