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八ヶ岳登山 2日目(2010.07.18-19)

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八ヶ岳登山 2日目(2010.07.18-19)_c0174153_133521.jpg朝4時半に起きてご来光を見るために山小屋の外に出ると、たくさんの人が遠くを眺めていた。山頂の方にも多くの人がスタンバっていた。山頂からは雲海の向こう側に富士山が見えるのでそちらに移動する。しかし風が強くちょっと腰が引けてしまう。澄んだ空気の中に見る光景は迫力があり吸い込まれそうな感覚を覚える。しかしなんて美しいんだろう。ご来光がもたらす風景はただただ感動を覚える。ほんと頑張って登った甲斐があった。

八ヶ岳登山 2日目(2010.07.18-19)_c0174153_1342475.jpgご来光の余韻に浸りつつ、朝ご飯の梅がゆを食べてカフェオレを飲んだ。2日目は赤岳⇒横岳⇒硫黄岳⇒赤岳鉱泉⇒行者小屋⇒南沢⇒赤岳山荘というルートで進む。横岳に向かうと、赤岳展望荘から登ってくる人たちとすれ違う。ここから硫黄岳へ長い尾根が続いている。ちょっと万里の長城を彷彿させる。ごつごつとした岩が多いのと切り立った尾根なのですぐそこが崖という状態が続く。雰囲気あるね。4人とも写真とりまくってなかなか進まない。

八ヶ岳登山 2日目(2010.07.18-19)_c0174153_135364.jpg朝の空気が澄んでいる中での登山は、周りを山麓に囲まれ、富士山が見えて、青い空に包まれていて大自然の一部となった気分だ。横岳までは岩峰が続き、鎖やハシゴも出てくる。崖っぷちを歩いたり、よじ登ったり、ちょっとロッククライマーになったような気分にもなる。何かの要塞のような岩峰を抜けると稜線へとつながる。そして横岳の頂上へと辿り着く。ここから硫黄岳を見ると、これまでの激しい感じとは一転して緩やかな尾根の向こうに丸みを帯びた広い大地の様だ。

八ヶ岳登山 2日目(2010.07.18-19)_c0174153_1353630.jpg尾根の両脇にはところどころに小さな花が咲いていてやさしい雰囲気が出ている。緩やかな硫黄岳をわいわい喋りながら登っていくと、あたり一面見渡せる硫黄岳頂上につく。そんな緩やかな一面と反対側にはグランドキャニオンを感じさせる斜面を見ることができる。なんか浸れる感じ。ここからはこれまで歩いてきた赤岳からの尾根が一望できる。良く歩いてきたなぁとみんなで自画自賛。ここで五目御飯等を食べて珈琲を飲んで休憩。景色を見てるだけで十分だった。この場をいつまでも離れたくないと思えるくらい心地良さを感じる。

八ヶ岳登山 2日目(2010.07.18-19)_c0174153_136828.jpgさてここからが我らが下山部、温泉目指して山を降りていく。これまでの岩峰ではなく、徐々に森林の中を通って行くようになる。木洩れ日を感じながら、少し涼やかな雰囲気を感じる。しばらくすると沢も現れ、手をひたし、その冷たさが気持ち良かった。ところどころ倒木があり、それでも枝葉を伸ばしている様子は自然の強さを感じた。そしてようやく赤岳山荘まで戻ってきた。この後すぐに近くの河原温泉に行く。入浴料¥400って安っ。のんびりとした雰囲気を感じつつ2日間の汚れを一気に落とす。ここで飲んだ八ヶ岳乳業の珈琲牛乳が冷たくて美味しかったぁ。


八ヶ岳登山 2日目(2010.07.18-19)_c0174153_1363937.jpg汗を流した後は、長野名物のおそばを食べに「そばのさと」へ。粗切りそばと寒ざらしそばの半分ずつ用意してもらい、ミニ天丼も追加した。信州八ヶ岳山麓産のそば粉を100%使用した粗きりそばは少し甘みを感じた。まず水そばでそばそのものの味を堪能し、次は塩をつけて食べて、最後はそばつゆにつけて食べる。本わさびも良く合う。江戸時代の寒ざらしそばは歯ごたえもしっかりしていたし、よりそば粉の味を感じることができた。いい旅のしめくくりとなった。

by backyard_babies | 2010-07-21 01:38 | Trekking