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FIFA ワールドカップ2010 決勝トーナメント準々決勝 アルゼンチン vs ドイツ

アルゼンチン vs ドイツ
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FIFA ワールドカップ2010 決勝トーナメント準々決勝 アルゼンチン vs ドイツ_c0174153_122231.jpg86、90年と同カードの決勝戦で優勝を分け合った両チームの因縁の対決。若い世代が著しい活躍をみせて、攻撃力のあるFWを抱え決定力がある両チーム。アルゼンチンはメッシ、イグアイン、テベス、ドイツはエジル、ポドルスキー、クローゼ、この試合が面白くならないわけがない。試合開始早々サイドで両チーム共縦に仕掛けていくプレーをみせる。前半3分ポドルスキーが倒されて得たFKをシュバインタイガーが絶妙なクロスをあげミュラーがヘディングで先制。

ドイツはカウンター攻撃でも綺麗にパスをつないで後ろからどんどん上がってきて攻撃に厚みをつくる。一方アルゼンチンはまず個の力で打開を図る。ドイツの堅い守備をなかなか崩せずフィニッシュまでいけない状態が続く。サイドからのクロスをなかなか上げることができない。人数をかけてパスをつなぐドイツはシュートで終わる回数が多い。決定的なチャンスも作っている。前半30分メッシのFKはバーのはるか上を越えていく。今大会こういうシーンが多い。

FIFA ワールドカップ2010 決勝トーナメント準々決勝 アルゼンチン vs ドイツ_c0174153_1343.jpgアルゼンチンは中央から攻撃をしかけるようになり、ペナルティエリア内に侵入できるようになりようやくシュートまでいけるようになった。これによりFKも増えていく。しかし総じてドイツの強さが目立ったまま前半終了。後半アルゼンチンはラインを高く上げ、中盤でドイツにプレッシャーをかけてボールを奪い攻撃につなげようとしてきた。これで守から攻の切り替えが速くなり面白くなる。アルゼンチンは中盤でマスケラーノが守備でかなり貢献している。負担が大きいとも言える。

メッシがドリブル突破に固執し過ぎている気がする。1人ならまだしも2,3人かわそうとしてボールを奪われている。DFを引きつけることはいいのだがボールを奪われてしまっては意味がない。しかしこの後DFを引きつけてスルーパスを出した。仕掛けたことが伏線となりDFをより引きつけたからパスが通った。試合の中で臨機応変に対応できるのは一流選手の証しだ。後半23分、ドイツがミュラーが倒れながら出したボールでポドルスキーがサイドを抜け出し中で待つクローゼへ正確なパス。クローゼは押し込むだけだった。2点差がついた。

FIFA ワールドカップ2010 決勝トーナメント準々決勝 アルゼンチン vs ドイツ_c0174153_14590.jpg後半29分、左サイドをシュバインタイガーが1人、2人、3人とかわし切り込みマイナスのパス、最後はフリードリッヒが押し込んだ、3点目。強すぎるドイツ。ほぼ試合は決まってしまった。アルゼンチンの動きも止まってきてしまった。選手に与えたダメージは大きいのだろう。それでもテベスは諦めずにアグレッシブに攻めていく。その姿勢に感服する。しかし後半44分、カウンターからエジルの絶妙なセンタリングをクローゼが落ち着いてゴール左隅に決めて4点目。ドイツ完勝。シュバインタイガーがいつもより前に絡んでいたのだがそれが全て良い結果につながった。しかしそれでも優勝できるかはわからない。それがW杯。

by backyard_babies | 2010-07-04 01:04 | Sports