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FIFA W杯国際強化試合 日本vsガーナ

日本 vs ガーナ
4   -  3

先日のオランダ戦同様にオランダでの試合となった。前回よりメンバーを少し変えて臨んだ。内田の代わりに駒野、玉田の代わりに前田がスタメンだ。ガーナの選手はエッシェンを筆頭にゴツい選手が多いのに驚いた。アフリカはもっとスピードとかバネといった身体能力に優れているイメージだったからだ。

実際は組織的な攻撃はあまりないが、体のあたりが強いから、センタリングやシュートまで持っていく力がある。日本は裏を狙ったボールがよく通っていたが、シュートの精度が悪すぎる。フリーでシュート打って枠に入らないようでは点が入るわけがない。闘莉王からいいパスが結構入っていた。よく周りが見えている。その代わり遠藤のパスは目立たなかった。

相手CKで長友が競ったところでイエローカードをもらい、PKで先制点を奪われた。イエローの妥当性は別として完全に遅れて競りに行ったのでファールになっても仕方ない。相手の背が高いので飛ぶタイミングをずらす必要はあるが、体を後から寄せてはダメだ。前半を0-1で折り返す。

後半3分GKからのロングボールを中沢がギャンに体を入れ替えられてかわされてゴールを決められた。ここでも体の強さを見せ付けられた。その後岡崎からのパスのこぼれ球を中村憲剛が左足で落ち着いて放ったシュートはポストに当たってゴールに吸い込まれた。憲剛はこぼれ球に対するポジショニングがいい。ゴールへの意識が高い証拠だ。

FIFA W杯国際強化試合 日本vsガーナ_c0174153_005349.jpgリードされ少し前がかりになっていく日本。後半20分センターラインからDFの裏に出されたボールは闘莉王が外していたマークにピタリと合い、飛び出したキーパーをかわされ3点目を奪われた。日本はここで前田⇒玉田、中村⇒本田の交代を行なう。点差が開いたのでタテタテの攻撃が増えていく。サイドでDFにボールを奪われた長友がボールを奪え返し玉田へパス。それを躊躇なしに叩きこんだ。玉田はこの思い切りのよさが魅力だ。

この勢いのまま1分後に後半途中から入った稲本からのクロスを岡崎がヘディングで流し込む。遂に3-3の同点だ。ガーナ守備陣の集中力が切れてきたのだろう。追いつかれたガーナは強引な攻めからシュートまで持っていきチャンスを作る。こういうところは強い。

長友がサイドでDFを振り切れるようになり、中が空いているのに強引にシュートを打ちDFに阻まれる。冷静さが欲しいところだ。と思っていたら、再び長友がドリブル突破する、今度は稲本にパスを出す。稲本はそれを落ち着いてゴールポスト近くに決めた。彼のシュートセンスは素晴らしい。不要なファールさえ減らしてくれればいい選手なのだが。

強化試合でお互い多くの人数を試しているので、単純に優劣をつける試合ではないが、できることとできていないこと等、課題を浮き彫りさせるには十分な試合だったと思う。俊輔のプレスキックの精度が低く感じた。別に本田でなくてもいいから遠藤とか他の選手に蹴らせてもいいのではと感じざるを得なかった。駒野はやはりセンタリングの精度が低いし、前田はほとんど良いところ無しだった。

オランダ戦の前半で見せた細かいパスを早くつなぐプレーがほとんど見られなかったのは残念だ。あの戦い方で勝てるチームになれるのが理想だ。

by backyard_babies | 2009-09-11 00:01 | Sports