スペイン vs アメリカ(FIFA コンフェデレーションカップ2009 準決勝)
スペイン vs アメリカ
0 - 2
予選全勝のスペインと予選1勝2敗で総得点でなんとか2位となったアメリカの対戦。スペイン有利と誰もが思っていた試合だったが…、予想もしなかった結果となった。個人的に決勝はスペインvsブラジルと信じて疑わなかっただけに残念だ。
試合開始からアメリカは、ボールを奪った後シンプルにボールをつなぐサッカーを心がけ、相手の守備が整う前にシュートで終わることを繰り返していた。意外だったのがパスの精度が高かったことだ。中盤でサイドチェンジ等のすこし長めのパスがきれいに通るので速くて効率のいい攻撃ができていた。
スペインはアメリカの早い段階からのチェックを受けて予選のときほどパスがつながってはいなかった。しかしそれでも真ん中からサイド、サイドから真ん中とパスをつなぎペナルティエリア内でシュートをうつまでつなぐサッカーを続ける。次から次と飛び出してくるのでセンタリングまではきれいにつながるが、エリア内でのアメリカンの守備が素晴らしくシュートチャンスをことごとくつぶしていた。
前半25分自陣でボールを奪ったアメリカは少ない本数で敵陣まで持っていき中央のアルティドアへつなぐ。ここでアルティドアが体をうまく入れて飛び込んできたDFを振り切りフリーでシュート、GKカシージャスが右手で触るがポストに当たりゴールに吸い込まれた。この後スペインはより攻撃的になるがアメリカがペナルティエリア内で集中した守備をみせてこのまま前半終了となる。
後半に入ってもスペインがシャビやセスクの素晴らしいパスセンスからチャンスを作るが、体を寄せてシュートコースをつぶしていく。ビジャもトーレスもなかなか決めきれない状態が続く。アメリカの守備が相当引いた状態になり、それでも連動性でシュートチャンスをつくるスペインもすごいがやはりなかなかゴールマウスをわることができない。
ビジャやトーレスがドリブル突破からのシュートを試みるがDFやキーパーによって防がれる。またどうしてもシュートを焦ってしまって、中がフリーなのにシュートをうってしまったりする。しかしスペインのシュートをアメリカDFがスライディングで止めるシーンを何度もみるようになる。
後半29分アメリカはサイドからドノバンがグラウンダーのボールを入れる、DFに当たりセルヒオ・ラモスが足元に転がってきたボールを止めて、丁寧にクリアをしようとした瞬間だった、後ろからデンプシーがそのボールをそのままゴールへ蹴りこんだ。まったく気付いていなかったラモス、今回の勝敗を分けたのは守備の集中力だったのかもしれない。
この後もスペインはシャビを中心にサイドへパスを展開し、クロスや横パスからのシュートを繰り返すがことごとくGKに防がれてしまい、ゴールネットを揺らすことなく試合終了のホイッスルを聞くこととなった。ついこの間まではサッカー後進国であり、今も決して強豪国ではないアメリカの地力を感じた試合だった。日本とアメリカが試合しても実力はそんなに変わらないだろう、でも日本が今スペインに勝つことは想像できない。アメリカは上手くないがそういう強さがある。
0 - 2
予選全勝のスペインと予選1勝2敗で総得点でなんとか2位となったアメリカの対戦。スペイン有利と誰もが思っていた試合だったが…、予想もしなかった結果となった。個人的に決勝はスペインvsブラジルと信じて疑わなかっただけに残念だ。
試合開始からアメリカは、ボールを奪った後シンプルにボールをつなぐサッカーを心がけ、相手の守備が整う前にシュートで終わることを繰り返していた。意外だったのがパスの精度が高かったことだ。中盤でサイドチェンジ等のすこし長めのパスがきれいに通るので速くて効率のいい攻撃ができていた。
スペインはアメリカの早い段階からのチェックを受けて予選のときほどパスがつながってはいなかった。しかしそれでも真ん中からサイド、サイドから真ん中とパスをつなぎペナルティエリア内でシュートをうつまでつなぐサッカーを続ける。次から次と飛び出してくるのでセンタリングまではきれいにつながるが、エリア内でのアメリカンの守備が素晴らしくシュートチャンスをことごとくつぶしていた。
前半25分自陣でボールを奪ったアメリカは少ない本数で敵陣まで持っていき中央のアルティドアへつなぐ。ここでアルティドアが体をうまく入れて飛び込んできたDFを振り切りフリーでシュート、GKカシージャスが右手で触るがポストに当たりゴールに吸い込まれた。この後スペインはより攻撃的になるがアメリカがペナルティエリア内で集中した守備をみせてこのまま前半終了となる。
後半に入ってもスペインがシャビやセスクの素晴らしいパスセンスからチャンスを作るが、体を寄せてシュートコースをつぶしていく。ビジャもトーレスもなかなか決めきれない状態が続く。アメリカの守備が相当引いた状態になり、それでも連動性でシュートチャンスをつくるスペインもすごいがやはりなかなかゴールマウスをわることができない。
ビジャやトーレスがドリブル突破からのシュートを試みるがDFやキーパーによって防がれる。またどうしてもシュートを焦ってしまって、中がフリーなのにシュートをうってしまったりする。しかしスペインのシュートをアメリカDFがスライディングで止めるシーンを何度もみるようになる。
後半29分アメリカはサイドからドノバンがグラウンダーのボールを入れる、DFに当たりセルヒオ・ラモスが足元に転がってきたボールを止めて、丁寧にクリアをしようとした瞬間だった、後ろからデンプシーがそのボールをそのままゴールへ蹴りこんだ。まったく気付いていなかったラモス、今回の勝敗を分けたのは守備の集中力だったのかもしれない。
この後もスペインはシャビを中心にサイドへパスを展開し、クロスや横パスからのシュートを繰り返すがことごとくGKに防がれてしまい、ゴールネットを揺らすことなく試合終了のホイッスルを聞くこととなった。ついこの間まではサッカー後進国であり、今も決して強豪国ではないアメリカの地力を感じた試合だった。日本とアメリカが試合しても実力はそんなに変わらないだろう、でも日本が今スペインに勝つことは想像できない。アメリカは上手くないがそういう強さがある。
by backyard_babies | 2009-06-27 00:12 | Sports