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「コルテオ」 by シルクドゥソレイユ

「コルテオ」 by シルクドゥソレイユ_c0174153_0462286.jpgシルクドゥソレイユ史上最高傑作との呼び声も高い「コルテオ」を観て来た。ドラリオンがちょっとダイナミックさに欠ける部分があったので、今度こそはという期待を胸に抱いて。

いつも通りに開演前から出演者が観客席に現れ、ちょこちょこ客いじりをしたりする。これで結構会場が楽しい気分になる。前説のようなものなんだろう。完全なる円形舞台なので反対側には客席が見える。開演すると舞台には真ん中に通路を作るように両側をカーテンで仕切っていた。カーテン越しに観ると物語の中を覗いているようなちょっと神秘的な雰囲気になる。

今回は演目の種類も多く、美を追求したものが多かった気がする。大きなシャンデリアをつかって足だけ、首だけ、片手だけで少しもぶれずにぶらさがったり、と絶対にすごい力を使っているはずなのに、それよりも美しさのほうが上回って見える。繊細な美しさを感じたのはマリオネットを演じていたものだった。とてもしなやかで女性らしさが出ていた。

ダイナミックさでは、空中ブランコの進化系のような、空中で女性が飛び交うものだ。宙に浮いた3箇所の拠点を飛んでいく度に歓声が沸く。上空からぶらさがった細い布をつかって命綱無しで男女のペアが回転したり、しなやかな演技をしていたのもの素晴らしかった。綱渡りもフラフープ等も使いながらすごいだけでなく、芯がしっかりしているからきれいである。初めて見たが、綱渡りの綱が上に向かっているのを登るのはすごく難しそうだった。

その他にも2匹の馬のちょっとユーモラスな掛け合いとか、まるで気球のようにバルーンに吊られた小さな子が観客に足裏を押してもらって飛ぶといったものやクリスタルガラスと口笛とのハーモニーでのメロディを聴かせたり、バイオリン奏者との競演などもとても楽しめた。素晴らしい。また絶対行きたいシルクドゥソレイユ!!

さて、33歳になった。早いなぁ…。常に「挑戦者」でありたいと思う。あと体のケアには気をつけていきたい。もう若くないと実感することが増えてきた。

by backyard_babies | 2009-03-17 00:48 | Stage